夏バテになっていませんか?


●連日の30度を超える暑さで、だるさ・吐き気・疲労・めまいなど身体に不調をきたす人も少なくありません。そのため夏は嫌いな季節と感じる方もいます。なぜこのような症状が現れるのでしょうか? 夏バテの原因を理解して対策しましょう。


●症状ごとに、それぞれ要因がありますが、医学的には、高温多湿の環境下で体温を一定に保とうとして、エネルギーを消費することで起こるといわれています。エネルギーの消耗が大きくとなると、体に負担が大きくかかり、自律神経のバランスが乱れ、さまざまな夏バテ症状が現れると考えられています。


日常生活でできる予防方法は?


●食欲が減退しがちな夏は、量より質に重点を置いた食事をとりましょう。とくに疲労回復に効果的な玄米、豚肉、ウナギ、豆類、ねぎ、山芋などの良質なたんぱく質、高エネルギー、高ビタミンの食材をしっかりとり入れましょう。

 

●室内外の温度差が5℃以上になると、自律神経が乱れやすくなります。エアコンは温度をこまめに調節しましょう。自分でエアコンの温度調節ができないところでは、エアコンの風が直接当たらないように風向きなどを調節し、上着を羽織ったり、長いパンツをはくなど工夫をして体温の調節をしましょう。

 

 

●ぐっすり眠ってその日の疲れを取る

疲れを溜めないことが夏バテの一番の予防法です。なるべく早めの就寝時間を守ってぐっすりと眠り、その日の疲れをその日のうちに取り除きましょう。寝る30分~1時間前にぬるめのお風呂につかり、暑くて寝苦しいときは頭部を氷枕で冷やすと、早めに寝付くことができるうえ、より一層深い眠りが得られます。